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ブラジル文化を=多彩な切り口で=ブンバ編集長が講演

2005年7月21日(木)

 ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)コンサルタント部会は十四日午後、同会議所講堂(パウリスタ通り475、十三階)で恒例のセミナーを開き、ブラジルの文化情報誌BUMBAの編集長、細川多美子さんが「ブラジルの底知れない魅力 インディオからカーニバル、人と文化」をテーマに講演を行った。
 「ブラジルには『常識』の訳語はあっても考えが存在しない。本当はこれ、と一つに決められないから記事を書くときに『かも知れない』と語尾を弱くしちゃうんです」。
 融合とモザイクの混在するブラジルで十一年間生活してきた。取材を通し感じてきたことなどをユーモアたっぷりの口調で紹介。スナップ写真をスライドで映しながら、サンパウロの日常、日系人との交流、ブラジル各地の案内と、講演はまるでブラジル小旅行のように多彩な内容になった。
 はじめは堅い雰囲気の会場に緊張の色を見せつつも、「困ったときのパンデイロ頼みと言いまして」と自身が習っているパンデイロを取り出した。
 「パンデイロはアラブから伝わったものだけどアラブのリズムとはまったく違う。最近の音楽のリズムも奏でることができるブラジルらしい楽器」と実際に叩いて見せ、会場からの拍手ににっこり。
 また「女性を誉めてナンパするのはブラジル人の得意技」「路上販売の主人は売れていなくても売れていると言う」といった日々のちょっとしたできごとに視点を置き、「根暗になってはいけない。喜びを分かち合いましょう」とブラジルの楽しみ方を話した。
 休憩をはさむとそれぞれの来場者もビールを片手にリラックスした様子で質問タイムに入った。
 「日本の息子がブラジルに来てカブトムシを捕りたいと楽しみにしていますがどこにいるでしょう」「ブラジルで五ヵ所観光に周るとしたらどこを選んだらいいでしょう」「お勧めのお土産はありますか」「ピンガの樽の何の木材ですか」などの質問に細川さんは来場者と共に答え、会場は和気藹々とした雰囲気に。
 お土産に関してはプロポリスやトルマリンなどの石鹸セット、カカオ油のリップクリームが喜ばれたとのこと。「ブンバもお土産に持って行ってくださいね」と宣伝も忘れない。
 またブンバの読者層について「最近は日本の読者も増えてきて、当地との割合は半々くらい」とし、「ブラジル初心者には難しい部分もあるが、より多くの人に興味を持ってもらえるよう努力します」と締めくくった。
 来場者には駐在員夫人らも多く集まり「難しい話でなかったので楽しかったです、いろんな知らない場所があって行きたい所が増えました」とセミナーに満足した様子。ブラジルの底知れない魅力に触れることができたようだ。

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