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トヨタ・ド・ブラジル=ソロカバ市に新工場建設=8百人招き盛大に開所式=商工相、サンパウロ州知事が臨席=本社から豊田章男社長も

ニッケイ新聞 2012年8月11日付け

 トヨタ自動車のブラジル現地法人、トヨタ・ド・ブラジル(以下TDB、中西俊一社長)は9日、同社における国内3番目となる工場の開所式をソロカバ市内の同工場で開催した。来賓としてフェルナンド・ピメンテル開発商工大臣、ジェラルド・アウキミンサンパウロ州知事らが出席。豊田章男トヨタ社長も駆けつけたほか、元サッカーブラジル代表のジッコ氏もスペシャルゲストとして登場した。関係者ら約800人が集まった式典では、豊田社長から、同工場で生産される小型車『エティオス』を「真のブラジルの国民車として育てたい」との考えが示された。

 同工場は2010年9月に起工式が行われ、建設が進められてきた。総敷地面積370万平米、従業員数1500人で、投資規模は6億ドル(約12億レアル)に上る。サンベルナルド・ド・カンポ、インダイアツーバに続く国内3番目の工場となる。
 生産するのは現在インドと南アフリカで販売されている同名車両をベースとし、ブラジル向けに開発された小型車『エティオス』。初年度の生産目標は7万台で、需要に応じ最大年間40万台まで増やしていく考え。9月中旬から生産開始、同月末の販売を予定している。
 中西TDB社長は「ブラジル市場へのエティオスの投入は、54年の歴史を持つTDBにとって新たな挑戦。当地での年間総販売台数を、今後2年間で現状の2倍となる20万台以上と出来るようにしたい」と意気込んだ。
 ソロカバ市のヴィットル・リッピ市長は「今日は全てのソロカバ市民にとって非常に特別な日。州知事やトヨタ関係者など、全ての方々に感謝したい。世界最大の自動車メーカーの工場をこの地に迎え、〃技術の文化〃を取り込むことができることを誇りに思う」と喜びの思いを語った。
 『エティオス』に乗って、颯爽と登場した豊田社長は挨拶の中で「2億の人口、有能でまじめな現場人材、豊かな地下資源を持つブラジルには無限の可能性を感じている。この車を真のブラジルの国民車として育て、多くのお客様に喜んでいただくことで、結果としてこの国の経済、雇用に貢献できると思う」と話し、ブラジルを重要な市場と位置づけていることを強調した。
 また、ソロカバ近郊のポルト・フェリース市に年産20万台規模のエンジン工場が建設されることも発表され、式典の最後には同市関係者らを伴って調印式が行われた。これにより車両組み立てのためのほぼ全ての部品を現地で調達することが可能となる。

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