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アチバイア=「花といちごの祭典」開幕!=23日まで毎週末開催=色とりどりの花咲き乱れ

ニッケイ新聞 2012年9月7日付け

 聖市近郊アチバイア市で、毎年人気の恒例イベント「第32回花といちごの祭典」(アチバイア・オルトランジャ協会主催=平中信行会長)が先月31日、晴れやかに開幕した。開会式には平中会長、ジョゼ・ベルナルド・デニギ市長、在聖総領事館の成田強部長、安部順二連邦下議ら多くの来賓が出席し、祭りの開催を祝った。今年も生産者が丹念に育てた美しい花が咲き乱れ、甘いイチゴの匂いが鼻をくすぐる。同祭は毎週末に開かれており、今月23日が最終日となる。

 気持ちよく晴れた青空の下、鳥居の横で回転するイチゴの模型の前で日伯両国歌が流れ、両国旗等が掲揚された。続いて屋内パビリオンの入口で来賓によるテープカットが行われ、関係者へのお披露目が行われた。
 入口では「持続可能な未来」をテーマにした、約30の公立小学校の生徒による「第7回子ども絵画コンクール」の作品がお出迎え。日本風の門をくぐると、所狭しと飾られた色とりどり、多種類の花々に目を奪われる。
 鳥居や菊人形の日本庭園、列車が通る街などをイメージしたエリアや数々のフルーツの飾り付けは、見ているだけで楽しい。奥は生産者自慢の生け花や鉢物などが並ぶエリアが続き、入場した人々は、色の美しさや装飾の技巧にため息を漏らしながら歩を進めた。
 その後メインステージに移り、来賓の挨拶が行われた。アチバイア文協の山田俊文会長、成田部長、前市長のジョゼ・ロベルト・トリコリ州議、安部下議らが祝辞をのべ、今期限りで退任するというデニギ市長は、「かつての生産量ほどではないが、アチバイアのイチゴは最高品質。コロニアの存在なくして、ここまでの祭りはありえなかった。とても感謝している」とのべ、開催を祝して鏡割りが行われた。
 終了後舞台ではさっそくバンドのショーが披露され、食のコーナーにはブラジル料理や日本食などさまざまな出店がずらり。甘党にはアイスクリームや生クリームを施した苺のデザートが魅力的だ。特に、文協特製のイチゴ大福は販売直後に売切れてしまうほどの人気。ほかにも多くのバザールが揃い、買い物を楽しめる。
 花の香りが立ちこめる広い即売所では、多種の鉢物や苗が購入できる。大きなカートを動かしながら、じっくりと品定めする来場者も。
 吉田ネルソン同協会副会長(48、二世)は、「アチバイアの花はとにかく種類が豊富で、花壇や切花、鉢物など色々な形で販売している。それが他とは違うところで、だからお客さんも来てくれる」と自信をみせる。
 広い公園内には大きな池もあり、子供の遊び場も充実している。自然豊かで落ち着いた雰囲気だ。
 ステージ横に設けられたイチゴの即売所で販売していた生産者のクレイデニス・デ・ソウザさんは、「今年もおいしくできた。箱ごと買って行く人もたくさんいますよ」と笑顔を見せた。

【開催日】
 9月7〜9日、14〜16日、21〜23日

【入場料】
 土日と7日の金曜日が22レ(前売り15レ)、その他の金曜日は10レ。60歳以上と学生は11レ、10歳以下の子供は無料。15人以上のグループは前売り11レ(土曜日のみ)。前売り券はHPから購入できる。

【公共交通機関利用】
 地下鉄チエテ駅バスターミナルから高速バス・アチバイア行きに乗車(約1時間)、アチバイアのバスターミナルで下車。バイホ・ダ・ヘサカまたはジナージオ・エスポルチス行きのバスに乗り、エドムンド・ザノニ市立公園前で下車。

【詳細・問合せ】
 同協会(フリーダイヤル=0800・555・979/午前8時〜正午、午後1時半〜5時半、11・4412・9581、サイト=www.festadasfloresdeatibaia.com.br)。

ご挨拶=アチバイア・オルトランジア協会会長 平中信行

É com grande alegria que estamos dando início a mais uma ediçao da Festa de Flores e Morangos de Atibaia. Tudo isso foi possível graças ao grande apoio dos nossos patrocinadores, colaboradores e principalmente a Prefeitura da Estância de Atibaia.
São mais de 500 produtores, entre flores e morangos, colaborando para o crecimento da cidade há mais de 40 anos. Graças aos grandes investimento e ao desenvolvimento de tecnologias, Atibaia é referência detendo mais de 30% da produçao nacional.
Nesses próximos dias de evento mais de 120 mil pessoas percorrerão os corredores desta Festa. E seguindo o espírito inovador deste evento, a Associação Hortolândia assume mais um grande desafio, o lançamento do projeto de um grande Parque Ecológico. Para dar continuidade a este trabalho de desenvolver o setor produtivo e consequentemente desenvolver toda a região num nível mais elevado que o encontrado atualmente. 
Para isso, convidamos todos os setores público e privado para caminharmos juntos neste grande desafio positivo. Muito obrigado a todos.
(吉田ネルソン副会長による代読)

23日まで毎週末開催=色とりどりの花咲き乱れ

 祭りの主催団体アチバイア・オルトランジャ協会の平中信行会長が〃長年の夢〃と称した「エコロジコ公園」。開催30年以上になる祭りの規模拡大を目指し、開催場所の移転を目的に、同協会は祭りで得た収益金を積み立ててきた。その資金で53万平米の土地を購入したのが20年前だ。
 今年3月に定礎式にこぎつけたが(3月29日付本紙で詳報)。開会のあいさつで、ジョゼ・ロベルト・トリコリ前市長や安部順二下議らは本件について言及し、「公園建設は、農業のほか観光業にも力を入れたい市にとっても大きなメリットとなる」と意義を強調していた。
 当初、工事開始は定礎式後すぐを予定していたが、諸々の手続きや法令が縛りとなり、まだ地ならしも始まっていない状態だという。でも「2014年までには、どんなことをしても祭りが出来る形に」と平中会長が断言していた通り、「遅れているけど、再来年には何とか完成させたい」と松田ジョアキン評議員会長(60、同)は語り、半年後には工事にこぎつけたい考えだという。
 というのも、祭りは今や12万人の来場者を迎え、開催期間も4週末と規模は確実に拡大しているが、会場の狭さが足かせになっている。「駐車場がなくても、来ると落ち着くからと言って来てくれる人が大勢いる。一日に2万人来たこともあるほど」(吉田ネルソン副会長)。公園が完成すれば20倍の広さになり、さらなる発展の可能性がある。
 雨水を再利用するためのタンクや排水処理施設、資金が許せば太陽光発電も視野に入れており、目指すは、その名の通り環境にやさしい施設だ。「一年中花を楽しめるような場所にしたい。成功すれば、保護に配慮した観光施設として他地域へのモデルケースとなるはず」と、吉田副会長は意欲を見せた。

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