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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年9月15日付け

 「ここに来なかったら政治家にはならなかった」。14日付け本紙で紹介した埼玉県議会日伯友好議連の諸井真英事務局長の言。
 27歳で出版社を辞め、邦字紙記者として90年代後半の3年弱を当 地で過ごした。学生時代にもリオに1年間滞在したが、日系人の歴史を知ったのは記者になってからだったという。
 帰国した98年から国会議員の秘書を務め、07年に県会議員として初当選。「日本を良くしたい」と考えるきっかけとなったのは、橋本龍太郎総理(当時)や天皇陛下のご来伯に大きく沸き、母国に強い愛情を示す移民の姿だった。
 諸井さんはブラジルの実態知る数少ない政治家であり、何より「コロニアから見た日本」を知っている。その利点を活かした、一方通行に終わることのない、日伯双方に益のある交流事業の創出に期待したい。(酒)

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