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県連=来年の日本祭開催に決定=先月の「困難」から一転=ほぼ全会長が賛意示す=「皆が意義に賛同した結果」

ニッケイ新聞 2012年9月29日付け

 ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、園田昭憲会長)の9月度代表者会議が27日に開かれ、会場問題により先月末の段階で困難かと思われていた『県連日本祭』の来年度開催が正式に決定した。実行委員長は前回に引き続き前田ネルソン氏(三重)が務め、新たに副委員長の役職を設ける。大会テーマは「地球に優しい技術と進歩〜移り来て、日本移民105周年〜」で、日程は来年7月19〜21日となることが発表された。

 「開催は非常に難しい」との言葉が園田会長から飛び出した8月度会議から1カ月。執行部は一転して、開催を前向きに検討していることを発表した。
 懸念の発端は来年3月に、これまで会場として使用してきた聖市イミグランテス展示場の運営会社を決める入札が行なわれることにある。役員らは現在の「アグロセントロ社」から他社へ運営権が移った場合、大幅に会場賃料が上がる可能性が高いことを問題視していた。
 仮に同社が再度、運営権を勝ち取っても、県連の支出額が不透明となることに加え、同展示場に大幅な改修工事が入ることが確実視されることも不安材料となっていた。
 執行部役員らはこれらの問題について「調査と交渉により、運営権がどこに移っても賃料が法外な値段になることはないとの感触をえた」と説明。改修工事に関しても「来年の11月から3月にかけて行なわれることが決まったため、来年度の開催に支障はなくなった」と話し、開催に向けた視野が開けたことを強調した。
 役員らの報告の後にとられた開催の是非を問う多数決では、ほぼ全ての会長が賛意を挙手で示した。明確な反対の意志表明は見られず、正式に来年度の『日本祭』開催が決定した。
 これに伴い実行委員長を前田氏が務めることが確認され、負担の軽減の目的で5人の副委員長職が設けられることも決まった。具体的に分担する業務や誰が務めるかについては決まっておらず、予算案や事業案についてもこれからだ。
 園田会長は「会長らが一斉に手を挙げる姿に、彼らの安堵感のようなものを感じた。期待に応えられるように精一杯頑張りたい」と意気込みを見せた。
 会議の進行役を務めた山田康夫会計(滋賀)も「赤字になる可能性すらある中でも、皆が日本祭の開催の意義に賛同してくれた結果。執行部もしっかりと責任を果たしていく」と話した。

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