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文協で国際民族舞踊祭=1800人が異国楽しむ

ニッケイ新聞 2012年10月2日付け

 ブラジル日本文化福祉協会主催の「第41回国際民族舞踊祭」が22、23の両日、文協大講堂で開催され、2日間で約1800人が来場した。 国内から台湾、シリア、パラグァイ、スコットランド、スペイン、リトアニア、ドイツ、クロアチア、スイス、日本など20カ国以上のコロニアが集まり、さまざまな移民の子孫らで会場は終始活気にあふれていた。
 各国の伝統的な民族舞踊や収穫祭の踊りなど24の演目が次々と披露され、伝統的な衣装に身を包んだ踊り手たちの特色ある演技に観客は見入り、惜しみない歓声が送られた。
 トップバッターを務めたのは台湾チーム。サンパウロ市ビラ・マリアーナ区にある学校「エスコーラ・サン・コンフンシオ」に通う子供たちや婦人たち27人が、3種の踊りを披露した。台湾の先住民族が神に収穫を感謝することを表現した踊りや、台湾の人々の明るい民族性を表現した踊りに温かな拍手がおくられた。
 40年近くブラジルに住む台湾出身のスンギ・ルイーザさん(78)は、「全然緊張しなかった。楽しかった!」と流暢な日本語で話し、笑みをこぼした。

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