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岩手県人会=千田会長が母県を訪問=来年の55周年式典に向け

ニッケイ新聞 2012年10月31日付け

 岩手県人会の千田曠曉会長夫妻が先月下旬に母県を訪れ、25日に達増拓也知事を表敬訪問し、来年8月予定に予定している同会の「創立55周年記念式典」への招待状を手渡した。
 来年はパラグァイのイグアスー移住地にある県人会も50周年を迎える。そちらにも出席を要望する旨を同地移住者に代わって伝え、「ぜひ出席してもらえれば」と話した千田会長に対し、達増知事は前向きな返事をしたという。
 また、千田会長は昨年の東日本大震災についても支援を継続する姿勢を強調し、達増知事は「息の長い支援をしていただけると助かる」と話し、様々な分野での交流を持続させたい考えを示したようだ。
 このほか千田会長夫妻は県議会議長、矢巾町長、父の出身地のため密な友好関係を築いてきた金ヶ崎町も訪問した。
 金ヶ崎町役場には「県人会賛助会員の会」会長の吉田恭子さん、町内に住む賛助会員も駆けつけ、旧交を温めた。
 当地に移住した県人の様子を伝え、「昨年の大震災は南米の皆さんも心配している。式典を機にブラジルに来ていただき、復興状況を伝えて頂ければ」と申し出た千田会長に、同町の高橋由一町長は「訪問団を派遣したい」と答えたという。
 なお、この表敬訪問の様子は9月26日付岩手日報、同25日付胆江日日新聞に掲載された。

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