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Centenario da Imigracao Japonesa no Brasil+=Qual e a opiniao da colonia?=決定したの? 100周年事業=センター案先走りか=コロニア不在で日本へ提出=戸惑い隠せない関係者

10月10日(金)

 百周年記念事業は『日伯総合センター』で決まり? 現在訪日中の上原幸啓文協会長が同センター計画案を日本側で配付したという。委員会もすでに立ちあげられているようだが、百周年記念祭典協会でも議題にのぼっておらず、まだコロニアの総意とはいえない計画。その存在自体が初耳の関係者も多く、戸惑いを隠せない様子だ。

 先月十九日に中島剛事務局長と共に訪日している上原会長。二十四日から三日間にわたって開催された第四十四回日系人大会に出席した。 
 外務省や国際協力機構などの関連団体にも表敬訪問をするなかで、『日伯総合センター』なる計画案を配布したようだ。
 今月二日に東京で海外日系人協会、ブラジル中央協会の幹部たちと行われた懇親会でも配布され、ブラジル日本都道府県人会連合会の代表として出席していたある県人会長は「こんなものが、いつできたのだろうか」と怪訝に思ったという。
 八日に行われた県連執行部で、帰伯した同会長はこの計画案を報告、初めてその存在を知った参加者は困惑の表情をみせていた。なんら事前の通知もなく、計画案には「県連や県人会の参画が期待される」と書かれている。
 この計画案によると、事業コンセプトは建築家の大竹ルイ氏が担当、予算を六千万ドルと算出している。 ロゴマークもある日伯総合センター委員会(上原幸啓委員長)だが、いつ、どこで発足したものか、関係者は首を傾げる。
 九月十三日に開かれたブラジル日本移民百周年祭典協会の総会でも、この計画案は議題に上がっていない。上原祭典協会理事長は、この総会の場で「百周年祭にふさわしい全伯で取り組むべきプロジェクトを持ってきて欲しい」と呼びかけているのも不可解だ。
 加えて、訪日前日に本紙記者が「日本側で何を提出、発表するのか」という取材を行ったが、その時にもこの計画案の存在は記者には伝えられず、公表を避けた何らかの理由があったとも考えられる。
 同祭典協会副理事長であり、戦後五十周年記念祭委員長でもある中沢宏一氏は「全く聞いていなかった。日伯学園の時と同じようになっては、まずいのでは」と苦笑を漏らす。九六年に橋本龍太郎首相(当時)に、コロニアを無視した形で日伯学園建設計画案を提出し、非難を浴びた山内淳元文協会長の二の舞いになるのだろうかー。
 一月から約三カ月間、二、三世ら有識者からなる調査委員会(續正剛委員長)の調査、討論会の報告書『二十年後の日系社会と日系人の連携事業について』(〇三年三月、JICAサンパウロ支所)によると、「調査委員会」「日伯総合センター小委員会」「病院複合体小委員会」「教育委員会」などの設置が〃提案〃されている。
 同書には、百周年の際に「少なくとも、日伯総合センターの完成を目的とする」との記述。日本側にはJICA本部や外務省などに五十部、ブラジル側に三百五十部が配布されているが、必ずしも広報が十分だったとは言えない状態。
 『百年祭への叩き台』にして欲しい、とこの事業に協力した国際協力機構の小松雹玄サンパウロ支所長は「(上原会長は)東京側での反応を確かめて、コロニアに報告するつもりなのではないか」と推測しており、プロジェクト自体のアイデアとしては「日本側からの援助も考えられる」とその可能性を話している。
 プロジェクト自体の発想や内容には賞賛すべきものがあるとの声もあり、普段からチームワークを強調する上原会長だけに、今回の先走りともいえそうな行為に、首を傾げる関係者は多いようだ。

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