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草の根資金で医療機材=ベレンの地域診療所に

ニッケイ新聞 2012年11月10日付け

 日本政府は草の根・人間の安全保障無償資金協力により、パラー州都ベレン市内のオルガ・ストライスト診療所への歯科・医療機材の供与式を10月25日に行った。
 同診療所は、北伯アドベンチスト予防保健協会傘下のベレン・アドベンチスト病院を通し、11年にわたり貧困地域の低所得世帯を対象に定期健診等や予防知識の普及する「ベレン都市圏低所得世帯児童のための地域診療所整備計画」を実施してきた。今後の更なるサービスの質の向上を目的に、85・512米ドル相当の歯科・医療機材が供与された。
 供与式には、同保健協会や同病院関係者、地元住民など約60人が参加。アルベス同病院長は、「2千人から5〜6千人に裨益者の拡大が期待できる」と話し、本供与の意義を高く評価した。
 最後に、アドベンチスト教会所属の牧師と参加者全員で感謝の祈りを捧げ、式が締め括られた。

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