ホーム | 日系社会ニュース | 椎の実学園音楽発表会=卒業生もコーラス披露=小野寺氏の息吹今も

椎の実学園音楽発表会=卒業生もコーラス披露=小野寺氏の息吹今も

ニッケイ新聞 2012年11月20日付け

 椎の実学園<落合磨(みがき)園長>は10月21日、サンパウロ市サウーデ区の鳥取県人会館で『第46回音楽発表会』を開催した。
 そろいの制服で舞台に上がった幼年部、少女部、上級部の園生らが元気に合唱や独唱をし、また木琴や笛、キーボードなど楽器演奏でも日ごろの練習の成果を披露した。卒業生も多数出席し、父兄や生徒らを感動させていた。
 落合園長は「5年、10年、20年、30年、46年、一節一節の重なりは竹の節のように細く薄いが、46年を迎えることができた。平坦ではない道だった」と振り返り、「この節の中には小野寺七郎先生の魂の息吹が通い続けてきた」と同園の音楽講師を悼んだ。
 小野寺氏は小野寺音楽教室の主宰者で、1963年、当地日系コロニアで初めてコーラスを作った人物。同学園でも少女コーラスに始まり幼年、少年、上級、同窓生によるコーラスを創設した。

image_print