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14県人会が式典を開催=知事ら慶祝団が多数来伯=岐阜、香川は移住百周年も=岡山、徳島は予定せず

ニッケイ新聞 2013年1月22日付け

 戦後移民60周年、日本移民105周年を迎える今年、16の県人会が節目であることが本紙の調査でわかった。岩手(55周年)、山形(60)、宮城(60)、栃木(55)、埼玉(55)、山梨(60)、岐阜(75、県人移住100)、愛知(55)、三重(70)、香川(県人移住100)、高知(60)、愛媛(60)、熊本(55)、鹿児島(100)の14県人会で記念式典を予定、岡山(60)、徳島(55)は行なわない。

 コロニア最古の鹿児島県人会は創立100周年を迎える。10月20日の式典に加え、西郷隆盛に関する講演会や県出身で日本を舞台に活躍する三世画家・森ジュリオ一浩氏の作品を中心に展覧会の開催を予定する。
 知事、鹿児島市長含め100人の慶祝団を迎える園田昭憲会長は「先人の築いてきた歴史を今後も継承するため良い式典にしたい」と意気込む。
 岩手県人会は、8月18日に式典を行なう。昨年9月に県庁を訪問した千田曠曉会長は「知事以外に郷土民謡グループにも来てもらえそう」と交流にも期待する。
 県人移住一世紀を祝う香川は7月中の開催を目指す。菅原パウロ会長は「第1回移民のひ孫世代までを呼んで、盛大なものに。知事の来伯は決まっており、他の来賓との調整を含め、日程を決めたい」と話す。
 高知は青年部主催の『第2回土佐祭』(8月17日)にあわせての開催を検討中。片山アルナルド会長によれば「現状は県の返答待ちだが、2世以降の世代が文化普及のために頑張っている姿を見てもらいたい」との思いは強い。
 戦後移住60周年記念式典がある『第16回日本祭』終了直後の7月22日に予定するのは宮城。中沢宏一会長は「こじんまりでもやることに意味がある」と話した。
 そのほか、愛知(8月4日)三重(17日)、山梨(18日)、埼玉(25日)、山形(10月27日)、熊本(11月10日)がそれぞれ予定している。
 岐阜(75周年)、愛媛(60周年)の日程は未定。栃木(55周年)は6月23日と30日が候補日になっており、今月中に決定する。

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