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本紙主催アマゾン入植80周年記念=第1回トメアスー移民山田元氏講演=ドラマ上映、カクテルも=文協貴賓室で20日夜

ニッケイ新聞 2009年7月15日付け

 今年のアマゾン日本人入植八十周年を記念し、ニッケイ新聞社(高木ラウル社長)は、第一回アマゾン移民として、一九二九年にトメアスー(旧アカラー)移住地に入植した山田元さん(82、広島県出身)による講演会『トメアスーに生きる』を二十日午後六時半から、文協ビル貴賓室で開く。入場無料。広島県人会との共催。ベレン総領事館、ブラジル日本文化福祉協会、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、サンパウロ人文科学研究所、ブラジル・ニッポン移住者協会、コチア青年連絡協議会、ブラジルを知る会後援、レアル銀行協賛。

 アマゾンへの日本人入植の歴史は、一九二九年九月二十二日、トメアスー移住地に到着した四十二家族百八十九人から始まる。
 入植当時、山田氏は二歳。両親の義一、スエノ、姉三江(7)の四人で渡伯した。
 マラリアが蔓延する苦闘の開拓生活を送り、敵性国民とされた戦争を乗り越え、戦後の「黒いダイヤ」と言われたピメンタ景気を経験している。 七、八〇年代には、トメアスー総合農業協同組合の理事長として生産・普及・輸出に携わり、六九年から三年間、市議も務め、トメアスーの発展に尽くした。
 第一回移民で健在なのは、わずか二人。そのなかで入植当時の場所に現在も住むのは、元さんのみとなっている。
 戦後のピメンタ景気を迎えるまでの一家の苦闘の歴史は、ノンフィクション作家角田房子の作品『アマゾンの歌~日本人の記録』(一九六六年に毎日新聞社から出版、後に中央公論社が文庫化)に詳しい。
 なお、七九年にフジテレビ開局二十周年を記念し、仲代達矢主演でドラマ化されている。このドラマの一部も講演会で上映される予定だ。
 なお、講演会後に行なわれるカクテルパーティーは「ブラジルを知る会」(清水裕美代表)が料理を担当、トメアスー総合農業協同組合の提供でクプアスーのバチーダが振舞われる。
 会場では、同農協がアサイーのジャム、Tシャツ、ピメンタなどを販売、収益は九月に開催される記念式典の運営費に充てられる。
 講演会に関するお問い合わせはニッケイ新聞社(11・3208・3977、堀江)まで。

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