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ニッケイ新聞 2013年3月2日

 文協の文芸委員会ポ語部門主催のコントコンクールは、受賞者4人のうち3人が非日系。3位のフェルナンダさんはわざわざ母親とともにクリチーバから訪れており、挨拶の中で感極まったのか泣き出す場面も。「書いた作品をもとに脚本を書いて、一人芝居をしたい」と目を輝かせていた。こういう文芸賞の開催は、文協の活性化にもつながり、賞そのものが少ない当地で、文学活動の発展の一端をも担うのでは。
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 二重国籍者の合法的な利用が実質不可能となった「ジャパンレールパス」。当地の旅行代理店者は、「昔はパスポートを見せる必要もなかったのに」とぼやく。今回さらに運用が厳しくなったのも、不正に入手する人が多かったためだろう。パスと引き換えできなくても、全額返済された移行期間は終了。当地で引き換え券購入の際はご注意を。
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 ピエダーデ文協の益田照夫さんは、蕎麦の種を提供してくれる人を探している。「食べたいのではなく、花を咲かせたい」のだとか。何でも5月28、29日に同文協で開かれる『柿祭り』に合わせて咲くよう、会場近くの畑にコスモスとヒマワリをそれぞれ1ヘクタールずつ植えて育てており、それに加えて「白くて綺麗だと聞いた」という蕎麦の花も咲かせたいのだとか。育て方や植える時期などのアドバイスを含め、情報を持っている方は益田さん(15・3299・9968)まで。

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