ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年2月8日付け

 百周年をテーマに、本場リオのカーニバルでパレードしたポルト・ダ・ペドラは、残念ながら十二チーム中十一位に終わった。きわどいところで降格(十二位)を免れたが、リオの伯字紙記事には「テン・バスタンチ・ジャポネース・ノ・サンバ」と揶揄するコメントが掲載された。通常サンビスタが「テン・ジャポネース・ノ・サンバ」といえば、本当に日本人がいる訳ではなく、誰がリズムを崩すヤツがいるとの慣用句だが、それが「バスタンチ」いるわけだから…。なかには「サンバ・モルノ」(元気のないサンバ)と書く新聞まで。リオで日本移民をテーマにするには、まだ機が熟していなかったか?
     ◎
 浜松で六日、インターネットのポルトガル語の出会い系サイトでブラジル人男性を誘い出して現金を奪ったとして強盗の疑いでブラジル国籍の男女が逮捕された。静岡新聞が伝えている。調べによればこの二人、昨年九月に同市の遠州灘海岸で、同市のブラジル人男性をバットで脅し現金五万円を奪った疑い。女が携帯電話の出会い系サイトを通じて被害者と待ち合わせて「海が見たい」と海岸に連れ出したという。
     ◎
 日本の三省堂書店から文協図書館に贈られた日本語書籍の一般向け貸し出しが始まっている。同図書館では昨年、半分の五百冊を展示して予約を受け付け。最初は一週間の貸し出し期間だったが、先日から書架に移して二週間の一般貸し出しを始めた。現在は残り半分の五百冊を展示しているところ。

image_print