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「いざ、お遍路の旅へ!」=歩こう会の会員が初参加

ニッケイ新聞 2013年3月21日

 四国88カ所の札所を巡礼する「遍路」に、「リベルダーデ歩こう友の会」(高木ラウル会長)の会員2人が初めて参加するにあたり、17日正午からリベルダーデ区の日本食レストランで壮行昼食会が開かれた。会員など約30人が参加した。
 1200キロに及ぶ空海の道にいどむツワモノは、サンパウロ市在住の森光マリアさん(70、三世、マリリア出身)、福田巴さん(72、二世、ロンドリーナ出身)の2人。観光バスや自動車を利用する方法もあるが、「全部歩いて回りたい」と意欲満々だ。
 すでに日本各地を旅行した森光さんは「お遍路におまいりしたという話を子供の頃に祖母から聞き、ずっと行ってみたかった。すごく楽しみ」と目を輝かせる。
 福田さんも「1200キロというが、普段歩き慣れていれば歩ける。今日も朝から公園を歩いてきた」と笑顔。
 2人は車に来月2日に出発し、約2カ月滞在する。現地では遍路文化の普及活動を行うNPO「遍路とおもてなしのネットワーク」の松岡敬文事務局長の案内を受ける予定。
 歩こう会は97年設立。日本ウォーキング協会と姉妹関係にあり、「日本スリーデーマーチ」など各種イベントに参加している。会員は214人。

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