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大塚名誉会長が1億円目録渡す=東京伯大使館で贈呈式

ニッケイ新聞 2013年3月29日

 【東京発】一部上場企業『株式会社大塚商会』の大塚実名誉会長個人からブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)への1億円寄付金贈呈式が28日、東京・青山のブラジル大使館で行われ目録が渡された。寄付金はすでに銀行経由で送金されている。
 贈呈式は午後3時から始まり、マルコス・ガウヴォン駐日ブラジル大使や関係者が見守るなか、最初に大塚名誉会長が「貴協会会館リフォームのために1億円の寄付をいたします」と目録を読み上げ、木多会長に手渡した。
 木多会長は「このご寄付はブラジル日系社会へのご厚意と思う。有効に使わせていただきます」と謝辞を述べ、協会からの感謝状を同名誉会長へ贈った。
 最後に、ガウヴォン大使は「この大使館で贈呈式が行われるのを光栄に思う」とあいさつ、乾杯の後歓談、式は1時間ほどで終了した。
 日本のマスコミ関係者は贈呈式に呼ばれなかった。「ブラジル日系社会の皆さんの長年の努力を知り、感動のあまり故国の一日本人が寄付を申し出た」との大塚名誉会長の純粋な思いによるもので、売名行為と受け取られたくない願いからだった。(日下野良武さん通信)

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