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日系スポーツの発展願い=今年も授賞式を盛大に=選手・功労者24人を表彰=約400人が笑顔で祝福

パウリスタ・スポーツ賞

ニッケイ新聞 2013年4月6日

 各種スポーツの振興を目的に毎年実施する『パウリスタ・スポーツ賞』(ニッケイ新聞主催、高木ラウル社長)の贈呈式が2日夜、サンパウロ市議会で開催され、20部門における功労者や優秀選手20人に加え、特別賞として4人が受賞した。同賞は1957年、本紙の前身、パウリスタ新聞の創刊10周年を記念し創設されたもので57回目。約400人が親族や友人の祝福に駆けつけ、盛大な拍手を送った。

 壇上には、ジョゼ・アウリキオ・ジュニオル聖州スポーツ局長、佐野浩明・在聖総領事館首席領事、園田昭憲・県連会長、菊地義治・援協会長、下本八郎元聖州議、重田エウゾ文協副会長、推薦団体の代表者らが列席した。
 野村アウレリオ聖市議は「私たちの父母、祖父母のお蔭で、コロニアでこうしてスポーツが発展した。選手らを鼓舞するこの賞は大変意義がある」とあいさつ。
 ジョゼ・スポーツ局長は「スポーツは社会参加の一つで、健康増進にも欠かせない。局としても日系スポーツの振興に協力する」と述べ、他の来賓らも祝辞を述べた。
 表彰では一人一人の功績が読み上げられ、来賓たちから記念プレートが授与された。誇らしげな表情で恭しくプレートを受け取る受賞者らに、会場は拍手喝采で祝福した。

 受賞者の喜びの声

 子どもを入部させたのをきっかけに、国士舘で剣道を始めて25年。浦野敏さん(65、東京)は「夜でも通いやすい場所を」と国士舘剣道部コチア支部を設立し、指導に携わる。高価な防具を買えない人も多いことから、日本から取り寄せた中古を無料で貸し出し、剣道人口確保に努める。「私がこんな賞をもらっていいのかなという気持ち。体が元気な限りは指導を続けたい」と笑顔を見せた。
 「我々の仕事が認められ、とても光栄」と話すのは、マレットゴルフ連盟会長の上村ヤスジさん(71、二世)。マレットゴルフ歴は15年、5年前の連盟設立にも携わった。「フェデラソン大会を始めた当初の参加者は百人程度だったのに、年々増えて今年は3百人。より良い開催の仕方を検討するのが今後の大きな課題」と意気込みを語った。
 12歳で渡伯した新田博和さん(63、島根)は、13年前コーペルコチア・アトレチコクラブ野球部に入部、50年ぶりに野球に触れたという。今は野球ソフトボール部役員として、幼少年の野球人口を増やすべく様々な学校への参加呼びかけを行う。「段々、クラブに選手を送る学校が増えてきた。少しずつ子どもたちを育てていきたい」と意欲を見せ、「他にも受賞に値する人は沢山いたと思う。仲間にありがとうと言いたい」と感謝を述べた。

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