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ニッケイ新聞 2013年6月5日

 12日付けの日本経済新聞によれば、日本の厚生労働省は同日、ブラジル産牛肉の輸入を再開する方針を決めている。その上で食品安全委員会に諮問を求めなければいけないのが、解禁に時間がかかってしまっている要因だ。食の安全を守ることは非常に重要であるかとは思うが、日本を含めた数カ国の反応を見るに付け、これでは危険レベルを据え置きにした、国際団体であるOIEの立場がないのでは、と思わされてしまう。
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 日本時間4日午後7時半から行われたブラジルW杯アジア最終予選・日本対オーストラリア。日本は本田圭佑選手の試合終了間際の得点により、世界各地域で行われている予選の中で、最速での突破を決めた。これにより、15日から始まるコンフェデ杯の開幕カード・日伯戦は、参加チームで唯一の出場確定国同士が対戦する試合に。ここ最近の3試合で、1分2敗と調子が上がっていない日本だが、アジアの雄としてのプライドを見せて欲しいもの。
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 日本のスポーツ紙「東京スポーツ」のWeb版によれば、プロレスラーのアントニオ猪木が、ブラジル政府関係者から、15日に始まるFIFAコンフェデレーションズ杯に招待されたのだとか。経緯については言及されていないが、猪木氏は「外交でも何でもそうなんだけど、やっぱり人と人とが、顔と顔とを合わせるコミュニケーションが大切。そこからまた新たな縁が生まれるしね、ムッフフ」とやる気満々の様子。27日から予定されるジウマ大統領訪日の前に、関係者への〃闘魂注入〃を期待したいところ。

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