ホーム | 日系社会ニュース | 人文研・研究例会=〃埋もれた声〃を残そう=新企画、講師招きスタート

人文研・研究例会=〃埋もれた声〃を残そう=新企画、講師招きスタート

ニッケイ新聞 2013年8月17日

 サンパウロ人文科学研究所は、森本豊富(とよとみ)(早大教授)、朝日祥之(よしゆき)(国立国語研究所准教授)の二氏を講師に招いた研究例会を20日午後6時半から、文協ビル13会議室(Rua Sao Joaquim, 381)で開く。
 テーマは『埋もれた声の蘇生のために—日系移民のオーラルヒストリー再生プロジェクト』 人文研は、70〜80年代にかけ、当時コロニアが直面していた諸問題(文化交流・同化・日系社会・二、三世問題・婦人・宗教・経済など)についてのゼミナール、座談会、インタビューを行なった。その収録音源資料(オーラルヒストリー)が約240本保存されているが、その劣化が懸念されており、本年度から全面的なデジタル化を目指す企画の一環。
 両講師は、日本ですでに在外日系移民資料の調査と研究プロジェクトに取組み、人文研所蔵音源資料のデジタル化、文字起しについても全面的に協力する意向を示しており、今回企画内容についても発表する。
 詳しくは人文研(11・3277・8616)まで。

image_print