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味の素=リメイラに工場を増設=調味料市場の拡大に対応

ニッケイ新聞 2013年8月22日

 ブラジル味の素社(西井孝明社長)が、サンパウロ州内陸部にあるリメイラ市の工場に、粉末調味料「SAZON」用生産ラインを増設した。投資額は4700万レアル。増設面積は4800平方米、総延べ床面積は1万3千平方米となった。オートメーション化により生産能力は40%向上、来年度中にフル稼働をめざす。従業員数は約1千人。
 サゾンはブラジル人の好みに合わせて開発された調味料で、今年で発売25周年目を迎える。食材にあわせた9種類の味がある。塩、砂糖などシンプルな調味料が主流だった80年代、食材にあわせたサゾンは市場を席巻、業界の牽引的存在となった。現在は南米11カ国で販売。国内では55%の家庭に置かれ、64%のシェアを占める。増設は今回で11回目。
 12日に同工場で開かれたイナウグラソンには、パウロ・セザール・ジュンケイラ・ハジシ市長や日本本社の品田英明・取締役常務執行役員らをはじめ、約100人が出席。高田事務所長は「粉末調味料市場の成長は年間9%。直近の10年間で目覚しい成長を遂げている」と話し、当地の需要拡大に応じる構えを見せた。
 西井社長は「これで2017年までの需要に応える態勢が整った。市場はまだまだ広がるし、今後の中南米での伸びも期待できる」と明るい展望を語った。
 同社が当地に進出したのは1956年。サンパウロ州に5つの拠点を置き、サゾンなど調味料のほか、スープ、即席めん、粉末ジュース、飲料用アミノ酸などを生産販売している。リメイラ工場は、1977年に設立した同社初のブラジル工場で、化粧品や医薬品等も生産している。

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