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倫理研究所 伏木氏が初来伯=各地でレクチャーを実施

ニッケイ新聞 2013年10月16日

 倫理研究所(東京)の生涯局教育企画部の伏木久登部長(53、京都)が初訪伯、8日間の滞在を終え8日、帰国した。
 ブラジル倫理の会(須郷清孝会長)主催の講演会をサンパウロ市、アメリカーナ、ピラシカーバで行い、「純粋倫理」を演題に会員向けのレクチャーや学習会を行った。
 小学校への訪問、また講演会も行い、「最も印象的だったのは子どもらの表情」と話す。貧困層の生活や、麻薬取引のドキュメンタリーを見たことで「貧しい家庭ばかりのイメージがあったが、彼らの目はとても輝いていた。苦しい生活を強いられる子どももきっと多くいるだろうが、そんな表情を目の当たりにして純粋な心を持っていることが伺えた」と振り返った。
 今後については「純粋な気持ちが、非行や薬物など間違った道に向かわないよう、人間形成のための倫理を広めたい」と意欲を語った。

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