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「ブラジル形成のモデルがある」=レジストロ地方入植100周年=桂植民地からの歴史振り返る=中津川から慶祝団24人

ニッケイ新聞 2013年11月2日

写真=前列左が最高齢103歳の親泊ナベさん、右が柳沢ジョアキンさん、2列目中央が山村祭典委員長、その左がファンチン市長、モレイラ州議長、右端が青山市長






 1913年、最古の日系植民地「桂」から始まるイグアッペ、レジストロ、セッチ・バーラス地方の日本人開拓移民入植100周年を祝う式典が先月31日午後5時から、サンパウロ州レジストロ市内のHANGAR会場で開かれ、姉妹都市の岐阜県中津川市から慶祝団24人を含む約400人が一世紀の節目を祝った。レジストロ市のジウソン・ワグネル・ファンチン市長は、「ここは日本からの最初の永住希望の入植者を受入れた地。リベイラ河流域のすべての住民にとって、地域の歴史を共に作ってきた日系人に敬意を表し、百周年を祝えることはこの上ない慶び」と語り、日系人の貢献の大きさを称えた。

 式典前には先亡者慰霊法要が執り行われ、中津川市の紹介ビデオ、レジストロ地方の歴史写真スライドショーが流された。山村敏明祭典委員長は開会の辞で、移民を受入れたブラジルに感謝を述べ、「良き日系人として今まで以上に社会発展に協力し、日伯の架け橋として尽していきたい」との決意を語った。
 1980年に姉妹都市提携をした中津川市から慶祝に駆けつけた青山節児市長は、「このような記念すべき年に訪れることが出来て大変感慨深い」と話し、サムエル・モレイラ・ダ・シウバサンパウロ州議会議長も「この地域を日本人の存在なしに語ることは出来ない。ブラジル形成の文化混交、人種融合のモデルがこの町にはある」と貢献を称えた。
 桂植民地にいた柳沢ジョアキン、西館正和さん両氏をはじめ10数人への功労賞、各種表彰の後には、レジストロ、中津川の両市の関係者がお互いに特別名誉市民章を贈りあった他、プレゼントを交換した。ファンチン市長が乾杯の音頭をとり、来場者は和やかに夕食を楽しんだ。
 来場者で、夫の志波正誠さん(しわ・まさよし、75、福岡)と共に半世紀以上を同地で過ごしてきた洋子さん(ようこ、75、福島)は「最高。感動だね」と語り、「レジストロの中でも田舎の方だったから7、8年は電気がこなかった」と振り返りながら「〃住めば都〃は本当。大好きなここの節目の式典を見られて本当に嬉しい」と相好を崩した。
 「とにかく、ボンね」と笑顔で話したのは、セッチ・バーラスで12年、レジストロで35年を過ごしてきた小竹節子さん(おたけ・せつこ、78、愛知)。「長い歴史を改めて振り返り、考えさせられた」と感慨深げに語った。
 夕食会の最中には、レジストロ文協の民謡大和会の子供達、太鼓部の見事なステージが行われ、午後11時過ぎまで節目の日を堪能した。来賓には、川本奥山サチ市会議長、安部順二、飯星ワルテル両連邦下議、福嶌教輝在聖総領事らが出席。近隣の市長や聖南西文化体育連盟の傘下団体代表らも詰めかけた。

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