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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2013年11月5日

 一目で外国人とわかるはずと自覚しているのに、よくブラジル人から道を尋ねられる。「サンジョアキン駅はどこ?」といった具合だ。地元日系人に見えるのか、もしくはブラジル人からすれば一世も二世も一緒なのか。
 ブラジル人は気軽に人に道を尋ねるが、日本では道に迷っても地図か携帯を片手に何とか自力でたどり着こうとする。特に都会では、その辺を歩いている人に気軽に道を尋ねられる雰囲気はない。
 あるデカセギ経験者は「日本で道を尋ねたら不審な顔をされた」と言っていた。「日本人顔なのに日本語が片言で変に思われたからだ」と彼は言っていたが、おそらくそれだけではない。
 「日本人は冷たい」という評価を肯定したくはないが、よそよそしい雰囲気があることは否めない。でも、いつか日本人が在日外国人に道を尋ねるような日が来てもいいな、と夢想した。(詩)

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