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百歳表彰伝達式に12人=家族、友人らが集い祝福=サンパウロ管内は33人

ニッケイ新聞 2013年11月7日

写真=田鍋義美さんはしっかりした姿勢で記念撮影











 在サンパウロ日本国総領事館(福嶌教輝総領事)は5日、総領事公邸で『平成25年度百歳以上高齢者表彰伝達式』を行った。今年の9月15日において存命の33人が対象となった(内5人が逝去)。本人12と代理5の計17人が、福嶌総領事から記念品と賞状を受け取った。来賓には県連、文協、援協の日系3団体とブラジル熟年クラブ連合会の五十嵐司会長も駆けつけ、家族、親族ら約60人が見守る中、受賞者の長寿を祝った。

 福嶌総領事は「人は、人と人との関係なくして生きてはいけない。生きる目的も、生きがいもその関係から生まれてくるもの。皆さんは人間関係を大切にされてきた」と受賞者を讃え、サンパウロ日伯援護協会の菊地義治会長が「百歳万歳!」の発声で乾杯の音頭をとった。
 青木シナさん(山口)は1962年に、家族呼び寄せのため第2アリアンサへ移住した。当時を振り返り、「日本語でコミュニケーションができ、言葉の問題はなかった。戦後の日本を考えれば、ブラジルに来て良かったかもしれない」と話し、「20年前から始めたゲートボールの仲間たちとアラサツーバやノロエステでの大会に参加している。みんなと会えるのが生きがい」と、滑らかな口調で語った。
 賞状の授与時に手を合わせていた岡崎絹恵さん(広島)は「数々のことで身の回りの人たちにお世話になったから。どうもすみませんでしたという気持ちを込めて」と笑顔で話した。
 式典にはロベルト・ノリオ学園校長の山内和子さん(70)の姿も。授章者の一人である池森敏子さん(広島)の長女で、長男のルイスさん(74)と共に祝福へ訪れた。「母は16歳ごろ、家族移民でセッチ・バーラスにやってきて洋裁の仕事に励んだ。今はピンガに励んでいます」と笑った。
 敏子さんは「私も学園に行って、休み時間に折り紙などを子どもたちに教えていた。今年は足が不自由で行けていないけど、20年間毎日のように通った。子どもたちが玄関で待ってくれることもあった」とうれしそうに話し、山内さんは、「母は子どもたち皆のおばあちゃんとして人気者だった。私たちが子どもたちを叱っても、母のもとへ慰めてもらいにいくので、安心して叱ることができた」と母への感謝を示した。

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