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ニッケイ新聞 2013年11月28日

 大竹富江さんの取材で聞こえてくるのは、ほぼ賞賛ばかりだったが、中にはこんな風に語る人もいた。「インスティチュートができてから、とくに名前が大きくなったイメージがある。インスティチュートも日系画家の展覧会をしてくれればいいけど、ほとんどブラジル人。大竹さんも日系の画家がいたからこそ、これだけ有名になったのに…」と。戦後移住した芸術家で、コロニア画壇を盛り立てようと努めてきた功労者だ。彼は、息子二人が彼女の名前を押し上げていることを強調しつつ、「我々と同じようでいてほしいよね。作家として一緒に展覧会したり、仲良くしようよ」と誰にともなくつぶやいた。富江さんという存在自体が一つの〃独特〃な作品なのかもしれない。
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 東京五輪が日本経済に与える影響について講演を行った竹中平蔵氏によれば、先月末時点の日本の平均株価は、昨年同時期と比較すると61%の上昇を見せており、これは80年代後半のバブル並みの水準だとか。ちなみに他国と比較すると、中国が5〜10%、アメリカが18%の上昇、ブラジルが数%の下降となっており、群を抜いた数字。日本は震災や放射能汚染の問題もあって元々が低すぎたという見方もできるが、安倍政権が近年にない結果を出したのは事実。まだまだ不安なニュースも多いが、これからの手腕に期待したいところ。

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