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クリチーバ=天皇誕生日を盛大に祝う=総領事公邸に2百人迎え

ニッケイ新聞 2013年12月13日

写真=内山総領事のあいさつの様子








 在クリチーバ日本国総領事館は5日夜、総領事公邸で天皇誕生日祝賀レセプションを開催、招待客約230人を迎えて、天皇陛下の80歳の誕生日を盛大に祝った。会場では、クリチーバ文協の若葉太鼓の発表や日本酒の試飲会も行われた。
 日伯両国の国歌を斉唱した後、高山ヒデカズ下院議員が「天皇陛下は私たちの誇りと名誉。私たちの大きな指針となっている」とあいさつ。西森ルイス下議は、天皇皇后両陛下に謁見した際、パラナの日系社会を気にかけていた事を伝えた。
 内山美生総領事は、「天皇陛下は日本国民を照らすシンボル、天皇陛下のご健康をお祈りしましょう」とあいさつ。天皇皇后両陛下が最後にパラナ州を訪問された1997年を振り返った。
 パラナ日伯文化連合会の折笠リカルド会長が乾杯の音頭を取り、歓談を交えた夕食会に移った。
 ブラジル・デカセギ協会の平松貞俊さん(66、二世、ていしゅん)は同イベントに15年以上参加してきた。「参加する度に天皇陛下を敬う気持ち、日本人としての誇りが沸いてくる。天皇陛下の姿が自分の指針となっている」と振り返った。
 また、当日は今年開催されたパラナ州歴史地理研究所の詩のコンテストで賞を取ったクリチーバ士官学校の我妻マユミさん(15、四世、わがつま)、ショウヤ・ライッサさん(14、四世)、アサオカ・ルーカスさん(16、三世)も招待され、来場者らに紹介された。3人は天皇皇后両陛下の写真の前で嬉しそうに記念撮影を行い、他の来場者と共に記念日を祝っていた。(長村裕佳子通信員)

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