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ニッケイ新聞 2013年12月14日

 南米婦人の集いに岩手から参加した村上さんだが、直売所では農産品以外にも多種多様な手芸品を扱っているとか。新聞紙でエコバッグを作り、色彩豊かな広告を表にして、なんともおしゃれな買い物袋に大変身させる。5キロまでの重さに耐え、買い物客にサービスで人気だそう。使い古しのネクタイをつなぎ合わせ、巾着袋や小物入れにもするという。「古くなっても何でも再利用できる」と豪語する村上さん。パッチワークなどに関して類稀な、才能の持ち主のようだ。コロニアの人材を〃再利用〃して、さらに役立つ人物に変える人材リサイクル技術があれば…。
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 岐阜などに続き、茨城県警でも12日から、自動車運転免許の学科試験にポ語を導入した。2008年12月に導入された英語に続いて2か国語目となる。読売新聞ウェブ版が報じている。記事によれば、ブラジル人のうち、日本語での受験者の合格率は過去5年で44%と5割を切る状態が続いており、関係団体から試験導入の要望が数多く届いていたという。同記事内にはポ語版の教本を販売する出版社の話もあり、一冊1万2千円と高価だが昨年は360冊売れたとか。

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