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社会的弱者援護の精神で=サンパウロ日伯援護協会 会長 菊地義治

新年号

ニッケイ新聞 2014年1月1日

サンパウロ日伯援護協会 菊地義治 会長 皆様、新年明けましておめでとうございます。皆様には希望に満ち溢れた輝ける新年をお迎えになったことと存じます。又、常日頃より、サンパウロ日伯援護協会(援協)に対し、温かいご支援を賜り、篤く御礼申し上げます。

2014年(午年)の年頭にあたり、サンパウロ日伯援護協会を代表して一言、新年のご挨拶を申し上げます。

さて、昨年は援協にとって大切な節目の年でありました。社会福祉法人認可更新の条件を整えるために建設したサンミゲル・アルカンジョ病院(100%SUS病院)が9月から診療を開始、また、同時期にサンミゲル・アルカンジョ市の強い要請を受けて市の救急診療所での救急診療業務も開始いたしました。

これら2つの医療事業は共に赤字覚悟の事業ではありますが、問題はその赤字幅を市庁、州政府からの公的補助金でどこまで軽減できるかであります。SUS病院業務に関しては、今のところ、当初の想定を上回る赤字経営が続いており、更なる経営改善努力を続けていく必要がございます。事業当事者は勿論のこと、援協の関係者一同、一丸となって経営改善努力を続けてまいります。

同じく、認可更新の条件を整えるために計画しておりますグアルーリョス病院(SUS100%高齢者専用の中長期療養型病院)の建設につきましては、サンミゲル・アルカンジョ病院の経営の推移をしっかりと検証しながら、慎重に建設工事開始の時期を判断したいと考えております。

また昨年7月には会員に対する医療面での一律の特典を廃止いたしました。これはブラジル政府の社会福祉法人に対する法的規制の強化に対応したもので、援協としましても悩みに悩んだ末の苦渋の決断でありました。但し、高齢の経済的困窮者や社会的弱者の方々に対しては、今後も引き続き、救済援護の手を差し伸べてまいります。どうか会員の皆様のご理解をお願いしたいと思います。

そして、社会福祉法人認可更新の環境づくりの一環として、福祉介護事業所の事業登録形態の変更も喫緊の課題であり、昨年末から粛々と進めております。これにつきましても皆様のご理解をお願い致します。

一方、今年は自閉症児療育事業の拡大等、日系社会のみならず、ブラジル社会が必要としている重要なプロジェクトを積極果敢に推進してまいります。

今年、2014年の世界サッカー大会、2016年の夏季オリンピックの開催を控え、日々、躍進を続けるここブラジル国で、援協は社会と融和しつつ存続・発展していくための最良の施策を模索、実行しながら着実に一歩一歩、前進してまいります。

援協は、今後とも創立の理念「社会的弱者の救済援護の精神」を忘れることなく、医療分野と介護福祉分野に於いて、名実ともに日系社会の中核団体として日系社会のみならず、ブラジル社会にも貢献していく所存であります。引き続き、皆様方の温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

結びに、皆様方のご多幸とご繁栄を祈念致しまして年頭のご挨拶とさせていただきます。

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