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ニッケイ新聞 2014年2月11日

 歌手の青木カナさん企画による『ジャム・セッション』(プロ、アマを問わない参加型の即興音楽ライブ)が、次回は14日午後9時半から開催される。場所は聖市のドイス・サント・バー(Rua Sao Vicente, 157, Bixiga)。ジャズ、ボサノバ、ブルース、フォホーなどジャンルを問わず、ブラジル人と音楽交流を楽しむチャンス。音楽好きの人は、一度顔を出してみてはいかが?

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 本間剛夫著『パナマを越えて』のコラムによれば、戦後、石川達三と親交を深め、《西銀座で肩を並べてパチンコを楽しんだりした。タマ代はいつも石川さんがもって下さった》(『パナマ』218頁)とある。個人的な話もする親密な仲だった。《(石川は)新聞社や出版社で働きながら小説を書いていたが作品は売れず、縁故を頼って売り込んでは若干の小遣銭を稼ぐという状態のときブラジル移住を思いついたのだ》(『パナマ』271頁)とある。石川は小説を書く材料を求めて移民船に乗ったというよりは、実は「真剣に移住しよう」と考えていたように読める。でもコロノ労働に耐えられず、失意の帰国をした。その気持ちが『蒼氓』の暗いトーンを生んだのかも。

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 ペルーとアルゼンチンの公式訪問を終えて、秋篠宮ご夫妻が5日に帰国した。読売新聞などが報じ、宮内庁を通じて「両国と日本との友好親善関係が、さらに進展することを願うとともに、日系社会が今後も発展していくことを祈念しております」とつづられた。アルゼンチンでは、日系人による日本舞踊なども鑑賞されたよう。当地では何をご覧になるのだろうか。日伯修好120年の2015年、気は早いが皇族のご来伯に期待。

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