ホーム | コラム | オーリャ! | コラム オーリャ!

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2014年2月22日

 W杯向け企画として、日本でプレーした伯人サッカー選手への取材を進めている。往年の名選手らと話す中で、創世記のJリーグがいかに華々しい伯人スターで彩られていたかを再認識した。

 ジーコに始まり、セレソン主将のドゥンガなど、極東のサッカー後進国には少々眩し過ぎる名前が並んだのは俄かに信じ難い。反対に、そういった選手を呼ばなければ興業として成り立たない側面もあったと思う。

 現在のJリーグには往時ほど多く有名選手はいないが、取材した彼らは「Jのレベルの向上は著しい」と口を揃える。外国人スターの減少はサッカー文化の定着、日本人選手のレベル向上の裏返しともとれる。

 今回の日本代表も、初めての帰化選手のいないW杯となりそうだ。伯人選手に支えられたプロ化から20年を迎え、成長した日本サッカーがブラジルの地でどんなプレーを見せるのか。今から楽しみだ。(酒)

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 愛憎半ばする感情2016年6月29日 愛憎半ばする感情  アメリカ開催のサッカーコパ・アメリカ決勝でアルゼンチンのメッシがPKを失敗し、チリに敗れた。14年W杯、15年コパ・アメリカに続き、3年連続決勝で敗れた失意から、彼は〃この世の終わり〃のようなうなだれ方をしていた。 アルゼンチンに敵愾心を燃やすブラジル人も大喜びかと思いきや、 […]
  • 男子サッカーにもスポーツマン精神を!2015年7月8日 男子サッカーにもスポーツマン精神を!  サッカー女子W杯連覇を目指したなでしこジャパンは、決勝戦で米国に5―2で敗れ準優勝に終わった。早々に4点失ったが、諦めることなく2点を返し、前回女王の矜持を見せた。 同時期のコパ・アメリカのチリ初優勝は称えるべきだが、大会中に飲酒運転で事故を起こした主力選手を処分せず、対 […]
  • ペルー版「神の手」? いやいや、ただの手2016年6月22日 ペルー版「神の手」? いやいや、ただの手  サッカーブラジル代表は、12日のペルー戦でハンド(手)のゴールを決められ、審判は気づかず有効となった。その結果、コッパ・アメリカで八強にも残れないという大屈辱を味わった。 ブラジルサッカー協会の動きは速かった。ドゥンガ監督を解任し、国内屈指の名将チッチに新監督就任を要請。敗退 […]
  • オーリャ!2014年7月4日 オーリャ!  サッカーW杯に臨んだ日本代表は、虚しくもC組最下位で敗退となった。戦術の不明さ、監督の采配、体調不良、精神面の弱さなどが敗因に挙げられている。 ネット上で話題となっているのは運動量。グループリーグ3試合で、なんとC組最多のチーム走行距離(105・8キロ)だったという。体力 […]
  • オーリャ!2014年7月25日 オーリャ!  「僕はブラジル人だからどう批評しても許される」。痛烈な辛口でおなじみのサッカー評論家・セルジオ越後さんが、自分の立ち位置をそう説明した。比較的自由な発言が許されている理由を、彼がそう類推するのを聞いてどこか納得した。 でも、それは日本人同士では許されないという〃閉鎖精神〃 […]