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VI TACA YAKULT DE BEISEBOL INTERCLUBES – INFANTIL E PRE-JUNIOR – 第6回ヤクルト杯少年野球大会=少年の部 P・バレット3V=準青年の部 マリリア優勝

第6回ヤクルト杯少年野球大会

ニッケイ新聞 2014年3月8日

好天に恵まれた3月1、2両日、『第6回ヤクルト杯少年・準青年野球大会』がヤクルト・イビウーナ球場とバルゼン・グランデ球場で行われた。少年チームはペレイラ・バレットが3連勝、準青年はマリリアが第1回大会以来5年ぶりに優勝を果たした。

カーニバル期間中に行われ雨に見舞われることが恒例となっている少年野球大会は、初日1日午後6時の試合終了と同時に大雨が降った。翌2日は午後1時半に小雨が15分ほど降り試合続行が危ぶまれたが、大会閉会式まで雨は降らず、無事に優勝杯授与式を済ませた。

少年チーム(インファンチル=12歳以下)は、アリアンサ、バストス、コーペルコチア、ジェセブス、ジガンテ、イビウーナ、インダイアツーバ、リンス、ロンドリーナ、マリリア、マリンガ、ニッポン・ブルー・ジェイズ、パラナ・クルーベ、ペレイラ・バレット、トウザンの15チームが試合し、決勝に進出したペレイラ・バレットがマリリアに6対0で完勝、優勝した。ペレイラ・バレットの優勝は第4回、第5回大会に続く3年連続優勝。第1回大会から優勝チームに持ち回りで授与されてきた少年ヤクルト杯を永久受賞した。

準青年チーム(プレジュニオール=14歳以下)は、コーペルコチア、ジガンテ、インダイアツーバ、マリリア、マリンガ、ナヴィライ、ニッポン・ブルー・ジェイズ、プレジデンテ・プルデンテ、サンジョゼ・ドス・カンポスの9チームが試合し、決勝に進出したマリリアがマリンガに6対2で快勝、第1回大会以来5年ぶり2回目の優勝を果たした。

ヤクルト・ベースボール・アカデミーの佐藤允禧(みつよし)校長(67)は準青年の決勝戦で「膝に手を置いていてはだめだ」とマリンガ・チームの守備陣の気の緩みを指摘、それが勝敗を分けることになった。少年の部では、第3回大会でマリンガに惜敗して文字通り涙を流し「練習してまた来よう」と誓ったペレイラ・バレットが今回3連覇を達成し、故郷に錦を飾った。応援席の父兄の一人が「最近の子どもは厳しい練習をさせると野球を止めてしまう。私の子どもに野球をやらせたことで、集団生活に耐えることができるようになり、おかげで陸軍大学に入って陸軍大佐になることができた」と感謝していた。

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