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日本祭り、今年も盛況!=約2千人がニッポンに触れ

ニッケイ新聞 2014年3月29日
小池シェフ(中央左)と試食会スタッフ

小池シェフ(中央左)と試食会スタッフ

ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)は『第八回文化まつり』を23日に開き、約2千人が来場した。

毎年恒例の行事とあって来場者も多く、人気の日本食コーナーも閉場前にはほぼ完売。また書道、茶道や生け花などの各ワークショップも、体験者や見学者達で常時賑わっていた。

新しい催しとしては3分かるた競技会が行われた。百人一首、俳句かるた部門に分かれ、その数を競った。主催側の予測に反してブラジル人が多く参加した。

今年の目玉は文協日本食普及委員会の小池信シェフによる『日本料理 特別試食会』。本格的な日本料理を楽しめるので、3回全てが予約で埋まるほどの人気ぶり。

小池シェフは「日本食を提供する事でブラジルと交流するという事が狙い。なるべく日本食に触れて欲しいが、ブラジル流に変えてもらっても構わない」と話した。

今後の文化まつりの方向性について、中島エドワルド事務局長は「10年近くやって、少し形式が古くなっているように思う。世代の偏りがあっては一つの事業を作るのは難しい。そのためには各世代を育てるべき。事業だけなく、会のあり方も今後どうするかが課題」と話していた。

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