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日本の中学生130人〝足〟磨く=イトゥー市サッカー大会=「次こそ」捲土重来を誓う=優勝チームは二つともブラジル勢

ニッケイ新聞 2014年4月10日

開会式に臨む選手ら

開会式に臨む選手ら

サンパウロ州イトゥー市主催の『第3回イトゥー市日ブラジル際サッカートーナメント』が先月24日から30日まで開催され、日伯の全18チームが交流戦を行った。株式会社フッチボーラ(本社=東京、土井エジソン社長)が企画運営。14歳以下と15歳以下の2カテゴリーに分かれ、日本からは東京ヴェルディの下部組織を中心に8チーム約130人が、ブラジルからは地元イトゥアーノなどが参戦し、14歳以下はデスポルチーボ・ブラジル、15歳以下はポンチ・プレッタが大会を制した。

日伯間で対戦し日本グループ、ブラジルグループのそれぞれ上位2チームが決勝トーナメントに進出する方式を採り、14歳以下はヴェルディ・アジュントAとヴェルディ小山が、15歳以下はウィングス鹿沼とヴェルディ混成チームが勝ち上がったが、準決勝でどちらも敗退した。
ヴェルディ・レスチの禿(かむろ)龍生コーチ(34、千葉)は「ボロ負けした試合も経験し、たくましくなった」と感想を語り、「親元を離れた生活を経て、むしろサッカー以外の成長が見られた」と喜んだ。
来伯団代表を務めた折井健コーチ(43、千葉)はこれまで全3大会に参加。「年々強いチームを用意してくれている」と運営の土井代表に感謝し、「こっちのチームはゴールに向かう気持ちが強く、シュートが上手い。直に肌を合わせたことで、パス回しを繰り返すだけではダメだと日本選手らは自覚したはず」と喜んだ。
選手らも同じことを感じたようで、ヴェルディ相模原の澤渡晴生くん(13、神奈川)、皆川柊二くん(同、東京)は「ブラジル人は強そうな雰囲気を持っていて、ゴールに向かう姿勢に迫力があった」と振り返り、「足は早かったが技術では負けていない。精神面を学び、体の使い方など工夫すれば戦える」と手ごたえを口にした。
ヴェルディ・レスチの市瀬太郎くん(14、千葉)、平林小太郎くん(同、東京)は「体格やパワーの差に苦しめられた」と悔しがり、「次は当り負けしない体を作らないと」と捲土重来を誓った。
滞在中は当地の有名指導者から講習を受け、プロの試合観戦も行い、2日に帰国した。日本勢のリーグ戦成績は1位から順に以下の通り。【14歳以下の部】ヴェルディ・アジュントA、ヴェルディ小山、ヴェルディ相模原、アジュントB、【15歳以下の部】ウィングス鹿沼、ヴェルディ混成、ヴェルディ・レスチA、同B

イトゥー大会=在聖総領事公邸で懇親会=成功裏に終り200人が祝宴

選手、関係者ら

選手、関係者ら

イトゥーサッカー大会終了後、在聖総領事館(福嶌教輝総領事)が来伯選手ら130人を含めた200人を招待し、3月31日夜にサンパウロ市モルンビー区の公邸で懇親会を行った。
ゲストとしてサッカーロンドン五輪代表監督の関塚隆さんも出席し、「子どもらは多くの経験を積んだ。日伯それぞれの良さも感じることができ、協賛企業の協力にも感謝」とあいさつした。
佐野浩明首席領事も関係者に感謝を示し、「子どもはこの経験をぜひ日本で伝えてほしい。W杯を機に日伯交流がより深まれば」と期待した。
土井代表は「今年も無事成功に終わった」と安堵し、「接戦もあったが日本チームの決勝進出が叶わず残念だった。W杯年度で大会も盛り上がったが、来年はまた強いチームを呼びたい」と、さらなるレベルアップを図る考えを示した。
主要日系団体やサンパウロ州、イトゥー市の行政関係者、元セレソンのジルマールらも出席して華を添え、サッカーを通じて日伯の親睦を深めた。

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