ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

 岸信介元首相の来伯当時(59年)を良く知る人物はそれほど多くない。水野昌之さんは、コンデ街の応援演説を間近で見届けた人物で、「当時の様子を知りたい」と福嶌教輝在聖総領事から招かれたと明かす。「急に誘われ驚いたが、手元の背広はサイズが合わず、このために新調しましたよ」と笑顔で話した。そこに戦前移民らしい気概を感じるのはコラム子だけ?
     ◎
 水野さんは岸元首相本人とも会う可能性があったらしい。同首相来伯当時は商議所で事務をしていた。連邦下議・平田進さんが在聖総領事館と商議所で顧問弁護士を務めていた関係で、エレベーターで平田さんと居合わせた際、「今度岸さんが来るから会わないか」と誘われたとか。断ってしまったが、「その気になれば本当に会えたかもね」と笑った。
     ◎
 異例のペースで諸外国を訪問している安倍晋三首相。今回の中南米訪問で12年12月の政権発足以来、訪問数は47カ国にも上るとか。5年5カ月で48カ国を歴訪した小泉首相を軽く追い抜く勢いだ。中南米訪問には、延べ約70社の企業関係者も来伯。官民あげた取り組みで、昨年、日本企業の海外でのインフラ受注額は前年比の3倍になったとか。中韓との関係冷え込みは気になる所だが、中南米における存在感アップには期待できそう。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 大耳小耳2017年5月20日 大耳小耳  柳誌『ぶらじる川柳』(ぶらじる川柳社)が213号を5月に発行した。《テーメルさん何とかしてよこの不況》(中山哲弥)と大統領に頼む作品を目にした日、皮肉なことにその本人が一番の苦境に立たされていた(詳細2面)。《冷蔵庫前にたたずみはて!なにを》(久保久子)を読んで、「私も、私も […]
  • 大耳小耳2020年6月20日 大耳小耳  徐々に自粛解除となり、今までは営業できなかった店も開店しはじめた。飲食店は未だ持ち帰りや宅配のみ。夜になるとバールなどは店内に入れないようになっているが、店先で肩を並べて数人でわいわい「立ち呑み」しているのを見かけるようになった。外とはいえ、飲み食いの際はマスクを外さねばなら […]
  • 大耳小耳2020年6月17日 大耳小耳      ◎  クアレンテナが段階的に解除となり、限られた時間ながらも様々な店が営業を再開しだした。先日の土曜にはメトロのサウージ駅近くを車で通ったところ、店内が混雑しないようにするためか、出入り口での手消毒のためか、DAISOに客の列が出来ており、隣の店舗前にまで伸びていた […]
  • 大耳小耳2020年4月17日 大耳小耳  日本政府は4月16日、緊急事態宣言の範囲を全国都道府県に拡大した。これまでは、感染への対応を重点的に進める「特定警戒都道府県」として、7都道府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)を対象にしていた。今回新たに6都道府県(北海道、茨城、石川、岐阜、愛知、京都)も加え、 […]
  • 大耳小耳2020年3月24日 大耳小耳  ブラジル日系熟連クラブ連合会の機関紙『ブラジル老荘の友』553号の俳壇(吉田しのぶ選)には、興味深い句が並んでいた。《ブラジルに慣れしも正月雪恋し》(寺田雪恵)には、その通りと膝を打った。《三つ日坊主と知りつつ求む日記帳》(岩崎ゆりか)にも共感。年末年始に何度も誓って書き始め […]