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性器切断命じた女医復職=式直前の婚約解除に腹を立て

 2002年にミナス・ジェライス州ジュイス・デ・フォーラで元婚約者の性器切断を命じた泌尿器科のミリアン・プリシラ・デ・レゼンデ・カストロ女医が、2カ月前から職場に復帰している。
 元婚約者の性器切断事件は、男性が結婚式の3日前に婚約を解消した事が原因で起きた。ミリアン氏は父親と共に2人の男性に命じ、元婚約者のペニスを切り取らせた。元婚約者は兄弟と一緒にいた時に襲われ、ナイフでペニスを切断された。その凄惨さを目にした兄弟は気絶したという。
 実行犯の男性らは、女医の命令でこのような行動に及んだと言明。警察によると、被害者は、性器切断事件が起きる前に家や車に放火されたりもしていたという。
 問題の女医は2009年に6年の実刑判決を受けたが、事件後すぐにバルバセナという町に転居し、2013年の年末まで内科医として診療活動を行っていた。逮捕されたのは今年の4月だが、刑期6年だと昼間の外出が認められるセミアベルトとなるため、6月初旬に就業許可を受けた。
 同女医の医師免許は停止されていないため、現在はベロ・オリゾンテ周辺の病院で医師として復職し、診療行為を行っているという。取材に当たったUOLの記者によれば、ミナス州社会保護局は女医が働いている病院名などを明かしておらず、弁護士とも連絡が取れていないという。
 性器切断の被害に遭った元婚約者は現在も生存しているため、女医の罪状は傷害罪だった。(2日付アゴラ紙より)