斬新なデザインと高技術を掛け合わせた日本製メガネが6月、ブラジルに上陸した。日系ブラジル人を母に持つリオ育ちの池亀誠さんが代表取締役を務める「HATSU」(2013年設立、本社サンパウロ市)が輸入を手がける。
福井県鯖江市にある2工場で製造した製品を輸入する。消費者がウェブサイトでモデルを選ぶと、自宅にサンプルが届けられる。それを試着した上で購入できるシステムを採用することで、来店の手間を省き、コスト削減を実現した。全伯に対応、今後は中南米にもエリアを広げるという。
デザインは大きくわけて5種類で、価格帯は367~1994レアル。品数は12月より増える見込み。素材には、当地には出回っていない宇宙船用のシールド素材や医療用具にも使われている高機能性樹脂素材「ポリフェニル」、柔軟性に加えガラスや金属の接着に優れている「ニュクレル」などを使用しており、耐久性に優れているのが特徴だ。
池亀代表取締役は「絶えず、新しいものを見つけだす事と関心を抱き続ける事が大事。日本の高品質の製品をブラジル全土に認識してもらい、お客様が待ち望んでいる期待と希望を叶えていきたい。そして誰にでも手の届く高品質なメガネを我が社から広め、成長していきたい」と話している。
なお、近々カンピーナス市とサンパウロ市内のショッピング・センターおよび、ヴィラ・ロボス空港にショールームを開設予定。詳細は公式サイト(www.hatsu.com.br)まで。