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オーリャ!

 青森県五所川原市の巨大立佞武多の部品と職人が着聖し、本番会場で組立作業を開始した。「いよいよ出陣」という頃合だが、個人的に感じるのはパレードの準備同様、その後の活用方法も検討すべきだという点だ。
 アギア・デ・オウロ側では「本番後は日系行事で利用してもらえれば」とし「ただし輸送費は負担して」と付け加えた。ところが、この輸送費がバカにならない金額らしく、県連日本祭りでも展示を検討したが「そんな予算はない」と断念したぐらい。
 害虫対策のため燻蒸殺菌し、苦労して通関手続きを終えたのだから、本番後の〃宝の持ち腐れ〃はぜひ避けてほしいところ。
 であれば、一部分だけでも文協史料館などに展示できないだろうか。職人さんが滞在中に、展示用に縮小した「顔だけ」などの制作をお願いしてみたら。(祐)

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