ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

 第4回を迎えたイトゥー市少年サッカー大会。今回の参加は約110選手で、昨年より20人ほど下回った。というのも、年末はエボラ熱の世界的流行、年明けにはイスラム国による邦人人質事件が発生したため、そのあおりを受けて渡航に難色を示す父兄や、中東経由の航空便変更などの対応に追われたという。さほど当地と関係ない事案とはいえ、世界情勢に振り回された格好で少々お気の毒のような。
     ◎
 ブラジルを知る会(清水裕美代表)の『東日本大震災復興応援バザー』が8日に行なわれ、収益金が1万8508・26レアルとなったと連絡があった。「おかげさまで寄付品もたくさん集まり、また当日も大勢の方々にご来場いただくことができました」と喜びの声。昨年同様、被災地児童の学習支援を行っているNPO法人キッズドア(www.kidsdoor-fukko .net)に寄付するという。同会に限らずブラジルからの復興支援、まだまだ続けてほしいもの。
      ◎
 ゴイアス被爆事故を取材した東京在住のジャーナリスト西牟田靖さんは、昨年12月に『〈日本國〉から来た日本人』(春秋社、2052円)を刊行したばかり。70年代生まれの著者が、朝鮮半島南部に居住していた約20人に対して、戦前の日本人の生活や戦争が深まっていく中で変ってきた様子などを丹念に聞き取り、当時の様子を描き出す。加えて北朝鮮や満州引き揚げ者の話も書かれている。その他の著書に『僕の見た「大日本帝国」』(角川文庫、2010年)、『誰も国境を知らない』(朝日文庫、08年)、『ニッポンの国境』(光文社新書、11年)などの話題作も。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 大耳小耳2017年5月20日 大耳小耳  柳誌『ぶらじる川柳』(ぶらじる川柳社)が213号を5月に発行した。《テーメルさん何とかしてよこの不況》(中山哲弥)と大統領に頼む作品を目にした日、皮肉なことにその本人が一番の苦境に立たされていた(詳細2面)。《冷蔵庫前にたたずみはて!なにを》(久保久子)を読んで、「私も、私も […]
  • 大耳小耳2019年6月25日 大耳小耳  あるぜんちな丸で南米に渡った日本人移民を半世紀にわたり記録したドキュメンタリー番組の「完全版」が、日本時間の26日午前0時45分から3夜連続で、NHKの衛星放送(BS1)で放送される。1968年に南米各地へと渡った移住者を取材した番組「乗船名簿AR29」が放送され、その後も移 […]
  • 大耳小耳2019年6月18日 大耳小耳  俳誌『朝蔭』第474号が4月に刊行された。《春雷の一喝に雨上がりたる》(秋村蒼一郎)からは、昔風の「怖いオヤジ」のような自然への畏敬と敬愛が感じられる。《老いの掌に三度叩きて蚊を逃す》(杉本三千代)には、電撃ラケットをお薦め。鈍る動きを文明で補う? 《人家埋めダムも決壊秋出水 […]
  • 大耳小耳2019年5月23日 大耳小耳  6月2日に「健康体操の日」「協会創立13周年」フェスティバルを主催するブラジル健康体操協会は、日本のNPO法人「全日本健康音楽研究会(齋藤千代子会長)」の伯国支部だ。これは中高齢者の健康増進を目的に、童謡やよく知られた楽曲に合わせストレッチ体操や気功体操を行うもの。ストレッチ […]
  • 大耳小耳2019年5月11日 大耳小耳  第442部隊は「テキサス大隊の救出」で救出した直後、当然のことテキサス大隊は抱き合って喜んだ。だが同大隊のバーンズ少佐が軽い気持ちで「ジャップ部隊なのか」と言ったため、第442部隊の少尉が「俺たちはアメリカ陸軍442部隊だ。言い直せ!」と激怒して掴みかかり、少佐は謝罪して敬礼 […]