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東西南北

 25、26日にネパールで起きた地震の後、同国内にいる事が確認されたブラジル人の数が、28日午後1時現在までに183人に増えた。27日に現地を離れたブラジル人もおり、28日未明に空港に降り立ち、家族が大歓迎したとのテレビニュースも流れた。現地を離れる人も現地に残る人もその思いはそれぞれだが、現時点ではブラジル人の死者が出たとの情報はなく、国内にいる家族や友人は胸をなでおろしている。
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 22日に起きたチリのカウブコ火山の噴火で吹き上げられた噴煙はこの週末にサンパウロ州南部にも届いており、夕焼けの時の空がピンクがかった色に変わっている。夕焼け時の空の色の変化は、フィリピンのピナツボ火山が1990年に噴火した時にも観測されており、初めての事ではないようだ。この珍しい現象が何日続くかは専門家でも予測できないという。
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 サンパウロ州のカンタレイラ水系は4月に入ってからの降水量が例年の約半分しかなく、28日朝の貯水率は遂に20・1%から20%に減少。〃未開の水域〃の水を開放し始める前の水準ではマイナス9・2%で、3月1日のマイナス24・2%と比べればかなり改善したが、昨年、水危機と騒ぎ始めた頃は14%台だった事を考えると、状況は昨年以上に厳しい。予算が付いていた事業でさえ進捗状況が思わしくない昨今、サンパウロ州政府が5月完成と約束したアウト・チエテ水系との連結工事は8月にしか完成しないともいう。1日も早く工事完成と聞きたいところだが、大地震や火山爆発、水不足など、自然の前では人間は無力だと感じさせる事件が続いている。

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