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東西南北

2005年11月24日(木)


 政府と野党の合意の下、ビンゴCPIは二十二日、パロッシ財務相の召喚を参考質疑に切り替えた。これで出席は義務から任意になるが、同相は来月十日までにCPIへ出席の見通し。ジルセウ前官房長官は二十二日に予定の議員権はく奪表決を三十日まで延期することに三たび成功。オカモト零細・小企業支援機関代表は、日付や金額に触れず、大統領の負債を肩代わりしたとCPIであいまいな証言。
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 「サンパウロ市罰金製造機」のネズミ捕りレーダーが二十二日に誤作動し、三千四百五十二件の罰金通知書を無効とした。今回の誤作動は許容内のスピードで走る車両も捕らえて罰金を課した。問題のレーダーはジョゼ・ジニス陸橋の下り車線に十月に設置され、十一日間にわたり誤作動した。前回の誤作動は夏時間への調節間違いで、九千五百件の罰金通知書が無効に。車両乗り入れ規制違反の罰金は今年十カ月間に昨年同期比で倍増し、六五万レアルと市にとって貴重な財源となった。
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 サンパウロ市南部で二十二日夜、セナドール・テオトーニオ・ヴィレーラ通りを通行中のバスで生後一カ月の赤ちゃんを置き去りにしてケンカ中の夫婦が下車。取りに戻らないので女児は警察へ。深夜になって母親が出頭。
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 二歳の時からリューマチ性関節炎を患って以来、盲目で聴覚がほとんどなく、車イスで生活するパウロさん(16)が公立学校を対象に三万一千校、一〇五〇万人が参加した数学オリンピックで上位三百人に入り、金メダルを獲得した。点字は読めるが、筆記が困難なパウロさんは口述で受験した。ブラジリアの病院で足のリハビリを受けることが現在の夢だが、まだ順番待ちだという。

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