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苗字について

 日本人の苗字はおよそ30万種と言われる。中には数家族のみというかなり珍しいのまで。「桃園」というオーリャ子の苗字もその一つで、初対面の人との話題には事欠かない。
 「出身はどこか」「先祖は何者か」などよく聞かれるが、オーリャ子は北海道出身。先祖は戦後本州からの〃国内移民〃で、北海道ゆかりの苗字ではない。
 調べてみると、山形県にその苗字が集中しているようだ。先祖がどんな理由で、つけたのか想像すると興味深い。
 ブラジルによくあるシルヴァは「森林」、アウメイダは「平らな土地」という意味らしく、日本語で言う森さん、平さんに当たるのかも。国は違えど、自然や地形、植生が発想の元のようだ。
 今度、ブラジル人に意味を訊かれたら「シッチオ・デ・ペッセゴ」と説明してみようか。(桃)

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