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コラム オーリャ!

2007年7月24日付け

 人口二万五千人の街に十万人の観客が訪れたバストス卵祭り。来場者の大半が非日系であり、開催場所の半分を市役所が準備したことからも、ブラジル人色の濃い祭りであることは否めない。
 だがそんな中、踊りや太鼓、カラオケなど文協の舞台を囲む数百の顔はほとんどが日系だった。
 昨年十月、同地にできた昇龍太鼓が今年初めて祭りに出場。六年前から太鼓をやりたかったという海老沢孝治さんは「若い日系人が日本文化に興味を持つにはどうすればいいかと考えた」と舞台を見上げて、うれしそうに笑う。「自分は野球で育ちましたから」。
 ブラジル音楽のライブが始まっている同じ会場で、舞台前の地面に座り込んで太鼓やエイサー、よさこいソーランをじっと見つめる子供らの姿。卵祭り全体はブラジル風だが、日本文化の披露はちゃんと続いていると感じた。     (稲)

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