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オーリャ!

 USP日本語シンポの講演の一つで、ある短編ドラマが紹介された。
 韓国系米国人女性が「一般的米国人」を自称する白人男性に「Where are you really from?(あなたは〃本当は〃はどこから来たのか)」と執拗に尋ねられるというもの。
 米国ではアジア系なら一度はされる質問なのだという。答えると男性から、むやみに知っている知識を浴びせられ、迷惑そうな表情が印象的。本人のアイデンティティと周囲が要求するものとの隔たりを感じさせる。
 三、四世になれば、ルーツのある文化や習慣と縁がなくなるのも当然だが、当地で出会う日系人の若者は文化に日本人以上に熱心な人たちばかり。そんな外見とのギャップに悩みを抱える人を考えたこともなかった。
 日系団体に属さない人たちは自分のルーツに対して、何を思うのか知りたくなった。(桃)

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