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“未病”とモリンガ(2)=モジ・ダス・クルーゼス 野澤弘司

 一生のうちで日常生活に支障無く送れる期間、即ち日本人の健康寿命は厚生労働省によると、2013年は男子が71・19歳(平均寿命80・4歳)女子が74・21歳(平均寿命は86・61歳)でした。即ち健康寿命と平均寿命とでは男性で9・02歳、女子で12・4歳の大差が有ります。
 長寿は誰しも望むところでありますが、願わくば他人の足手まどいにならず、生きる喜びを謳歌できる健康寿命を、少しでも長く全うしたいものです。それには現在お困りの既存の疾病対策と同時に、未病の予防と完治への配慮は重視すべきであります。
 次に判明したのはモリンガ茶葉の服用者の多くは圧倒的に女性が多い事でした。私がニッケイ紙でモリンガの生態と有効利用についてご紹介してから、5カ月になりますが、今日までモリンガの茶葉を継続して服用されている方々の70%は 女性です。おそらくこの現象は他の生薬についても同様ではないかと思われます。
 女性は母性本能に伴う自己防衛本能が顕著なのかもしれません。より長くより充実した健康寿命への願望は男女を問わず最たるものです。生薬の薬効を享受する最初の関門である好転反応を体感するまでには、疾病の程度や個人的な体質の差があります。
 ある程度の時間を要する為に、結果を待てずして薬効に疑問を抱き服用を放棄したり、男性の生活パターンは女性より広域での行動が求められる為、時間的に生薬の服用が不規則になりがちで挫折するケースが多いのは惜しまれます。世の男性には、モリンガが銀の弾丸と称えられた真意の理解と認識が望まれます。
 では好転反応とは如何なるものか、モリンガの薬効との関連と共に列挙します。
*病気の発症、老化現象、美容障害等はいずれもヒトの体の酸化が要因です。
*酸化された体を元に戻す強い還元力のあるモリンガの茶葉のような生薬により、ヒトの体内に残留している有害物質や、不要な老廃物が体外に排泄されます。
*この様な浄化作用が行われ元の正常な体に復元して、体内の諸器官に含まれている体液が綺麗になると細胞も綺麗に蘇り、細胞は本来の機能を回復します。
*これより免疫力や抵抗力が高まり、自然治癒力が回復する新生作用により患部は次々に治癒されて行くと言われています。
 この様にモリンガの如き高い還元力がもたらす浄化作用や新生作用を好転反応と称します。好転反応は患部に現れ、一時的には更に悪化する場合もあります。これは弱った細胞の老廃物や有害物が、高い還元力による排泄作用で一気に排泄され、細胞が活性化される為に生ずる好転反応です。
*糖尿の方は一時的に更に血糖値が上がりますが、早晩症状は快方に向かいます。
*好転反応の症状は個人差がありますが、一般には最初は強く何度か繰り返すうちに徐々に弱くなって行きます。
*モリンガの如く還元力の高い生薬を服用すると、その薬効が直接消化器官に作用する為、浄化作用の反応は直ぐに現れ、腸壁に付着している老廃物や不純物を、強力な還元力で無毒な水に変えて一気に排泄する為、水様性の下痢を伴う場合があります。
 とにかく如何なる疾病を問わず、モリンガによる好転反応を是非体感して下さい。誠に心地良いもので自分の健康に自信と希望がもたらされ、自ずと毎日の生活が爽快になり行動力が活発になります。
 モリンガを服用して体験された様々な薬効や、パチオに植えたモリンガの成長過程を写真を添付されての現状報告は、リオグランデ、クヤバ、ベレン、そしてマナウスに至るブラジルの津々浦々から発信され、人と情報の交流の輪が漸次形成されて参りましたので、ecohnozawa@gmail.com をキーステーションとした交信を期待致します。
 今後のモリンガ普及活動が漸次浸透していく兆にある事は悦ばしい限りです。

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