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日系社会から生み出される歌

 18日、フェルナンジアス道80キロ地点に程近いキヨワ農村文化協会で、ブルー・スターと呼ばれる楽団が伴奏する第1回のど自慢大会が開かれた▼同文協に関しては弊紙ポ語版に運動会の記事が出た事がある程度の知識しかなかったが、初めて訪れ、看板の文字や棚に並ぶトロフィーなどを見て、ここでも日本人や日系人が集い、日本の文化や日本語を伝える試みを続けてきたのだな~と強く感じた▼同大会では、日系コロニアの人々が作詞、楽団リーダーの杉村ロベルチーニョ氏が作曲・編曲した曲も3曲披露された。会場で配布されたパンフレットによれば、移民100周年の時作られた「海を渡って100周年」も含め、同氏作曲・編曲の曲5曲は近日中にCD化される予定だ▼カラオケ大会で歌われる曲は、日本で作られかつ歌われてきた曲が大半だ。だが、ブラジルに根付き、ここで生きる人達が作った詩や曲も生み出され、歌い継がれていく可能性を見た事は、多くの人との出会いや手作りの大会の良さと共に大きな収穫となった▼カラオケでは日本人顔負けの技量で歌うが、日本語は話せないという人もいないではない。だが、カラオケで歌う事で日本語を覚えたという人や、コーラスの練習の時などに「この歌詞の意味は?」と聞いてくる人もいる▼各々の時代を反映し、折々の思いを込めた曲が多くの人に歌い継がれるであろう事は、コロニアでカラオケが盛況である事からも容易に推測できる。だとすれば、コロニアで生まれた曲も、折りある毎に歌われる事で、次第に浸透していくはずだ。ブラジル生まれの日本語の曲が日系コロニアを更に豊かにしてくれる事も願わされた一日だった。(み)

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