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優しさと荒さの狭間で

 秋篠宮ご夫妻の取材でパラナ州クリチバに赴いた時、二つの驚きがあった。ブラジル人の「優しさ」と運転の「荒さ」だ。
 文協からオスカー・ニーマイヤー美術館への移動は、地元紙記者に頼むと相乗りを快諾してくれた。そればかりかコラム子に必要な記者証を州政府機関まで一緒に取りにいってくれる優しさに頭が下がる思いだった。
 でもその道中、わずか15分の間に2度も事故に遭いかけた。信号の無い交差点を左折する時に、横切る車とあわや衝突。2度目はわき見して前方の車に突っ込みかけた。「クリチバは皆、運転が下手だから困るよ」と相手のせいにする感覚には苦笑い。
 慣れない地方での皇室取材に、時間通り現場に到着できるかなど、不安が多々ある中での「優しさ」は確かに身に沁みた。逆に一番冷や汗をかいたのも、その瞬間だった。この落差がブラジルか。(祐)

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