ホーム | 2016 | 7月 (ページ 26)

7月 2016の記事一覧

大耳小耳

 リオ五輪で観戦に訪れる邦人向けに、援協が作製した緊急連絡先カード。3千枚を作り旅行会社や日系団体に分配したのだが、在リオ総領事館の市外局番が「21」ではなく「11」という誤表記があった。順次、職員らが油性ペンによる修正を行なっているのだそう。当地の人間なら気付くこともあろうが、日本人にはかなり混乱を招きそう。すでに手元に持って ...

続きを読む »

日本祭り閉幕直後にガス漏れ事故=緊急避難、300人が会場外へ=運営、防犯面の課題露呈か

会場外に緊急避難し、不安そうな関係者

 パーン、パーン。県連日本祭り最終日の10日午後8時すぎ、くたくたに疲れた県人会婦人部やボランティアが祭りの後片づけをしていたとき、突然、乾いた銃声のような音が会場内で2回も響いた。その直後、取り乱した表情で会場外へ逃げる人が続出。事態を把握できない警備員も「まずは外に避難を! 落ち着いて移動して下さい!」と呼びかけ、現場が一時 ...

続きを読む »

聖母婦人会バザー、盛況に=名物のうどん、天ぷらに列

朝から働きづめの皆さん

 聖母婦人会(畑中アリッセ会長)主催の慈善バザーが3日、サンパウロ市のサンゴンサーロ教会で開催され、今年も1千人以上の来場者で賑わった。名物うどん、天ぷら、福神漬け、今川焼きに加え、巻き寿司、おこわなど例年通りの豊富な品揃え。昼ごろに会場は人で一杯になった。 台所で作業をしていた緒方エレーナさん(73、二世)は、「福神漬けは5月 ...

続きを読む »

力士400人が熱戦へ=全伯相撲、今週末に

カミーラさん(左)とヴィトリアさん

 ブラジル相撲連盟(籠原功会長)の全伯相撲選手権大会が7月16、17の両日午前8時から、サンパウロ市ボン・レチーロ区の常設土俵場(Avenida Presidente Castelo Branco, 5446)で行なわれる。男子は第55回目、女子は第19回目の開催。 北はアマゾン、南は南大河州まで、全国各地から集まった力士約40 ...

続きを読む »

自伝小説=月のかけら=筑紫 橘郎=(36)

 千年くんは素直に「解かりました」というと、二人で支店長室に這入った。「支店長さん私は、ブラジル語が充分話せません。失礼があってはイケませんので、森沢さんに詳しく説明して頂きますがよろしいでしょうか」「おお解かった。森沢さん聞きましょうか」 森沢さんが流暢なブラジル語で話し始めたが、太郎君には森沢さんの説明は半分も解からなかった ...

続きを読む »

浄土真宗西本願寺=新モジ本願寺が落慶法要=堀井氏と柴田グループの寄進で=1300人が祝いに駆けつけ

落成式には約1300人が参集した

 地元モジ市の篤志家である堀井文夫氏、柴田グループの特大寄付によって実現したモジ・ダス・クルーゼス西本願寺(清水円了主管、門徒家族約350)の移転工事。旧寺院の老朽化で13年前から持ち上がっていた移転話だが、ついに新寺が完成し、落慶法要が6月26日午前9時半から行われた。西本願寺派の地方寺院としては最大規模で、同市市長やサンパウ ...

続きを読む »

ニッケイ歌壇(516)=上妻博彦 選

アルトパラナ  白髭ちよ

楽しみが又一つ消えて行く吾が人生の日暮時かな
歌友も師も無き吾の歌の道日日の歩みを短歌に託し
テレビにて見とれる日本の桜花恋いつつ逝きし父母に見せたき
ひと度も訪日かなわず逝きし父在らばNHK視せましものを
いかばかり恋しかりしやふるさとを偲びつつ過ぎし八十路の父は
(右三首『祖国はるかに』より抄)
「評」八十六歳、その作者の親御に寄せる思いの旧作を三首、合同歌集より抄(筆者)。

続きを読む »

ニッケイ俳壇(896)=星野瞳 選

アリアンサ  新津稚鴎

月のぼる口一文字にひきむすび
のぼりたる月の笑顔となりにけり
のぼる月の大いなるかなゴヤスの野
母やさしかりし雑炊熱かりし
雑炊の香も囲炉裏火も母も亡し
とろろ汁重ね恙もなく米寿
【今日は百寿を迎えられた作者の米寿を迎えられた時の句である。次いで百寿の句を期待する】

続きを読む »

小川武道館=サンパウロ 二宮春男

「これが五輪に出た証」。柔道連盟から送られた記念プレートを手に、表情を引き締める篠原元代表監督

 私は1946年頃、16歳から3年余、トマス・デ・リマ街にあった小川柔道柔術道場に通って稽古に励んだ。その頃ジアデマは『ヴィラ・コンセイソン』と言われた。その中心から二股に分かれた右側の道路(アスファルトなどなかった)を3km程ほど上ったところの借地で農業をやっていた。 小川道場は多士済々で、テレビによく出でていた今は亡き千葉勇 ...

続きを読む »

リオデジャネイロ五輪=マリンガ 園尾彬 

 最近の日本の報道を見ていると、リオ五輪を「リオでじゃねえよ」というような冗談で、ことさらに「開催危うし」また「リオは犯罪都市で危険」というニュースが多いように思われます。私のようにブラジルに帰化し、当地で生活する日系人としては非常に残念な思いに駆られます。 移住2年後、兄のコーヒー園から4キロ程離れたマリンガ市の小学校の夜間授 ...

続きを読む »