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五輪でデング熱を日本に持ち帰らないために

 ボウフラが湧いた―野外の水溜りではなく、我が家で数日放置したコップの中である。わずかな水があれば蚊は繁殖することを痛感させられた。
 〃冬を知らない〃リオでは五輪期間の8月でも蚊が活発で、感染対策が必須だ。罹患患者の血液を吸った蚊が、他の人を刺すことでデング熱、チクングニア熱、ジカ熱の感染が広がる。
 つまり罹患した選手や観戦者(感染者?)が帰国した後で、広がる可能性があるのだ。これは五輪に参加していて媒介となる蚊が生息する国全てに当てはまる。予防策は現在のところ「刺されないこと」だけだ。
 選手や観戦者が気軽に使えて、ブラジルの蚊に有効な商品を開発できた企業は、選手の健康を守るだけでなく、帰国先の人々も守ることになる。名乗り出る日系企業はいないものか。
 選手団や応援団が厄介な〃ブラジルみやげ〃を持って帰らないことを切に望む。(将)

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