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スラム街の子どもに柔道着=日本からブラジルへ

 【リオデジャネイロ共同】8月に五輪が開かれるブラジル・リオデジャネイロのスラム街アレマン地区で6日、非行防止などのため子どもたちに柔道を教えている警察署に、日本から柔道着や畳などが寄贈された。スポーツを通じた日本政府の国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」の一環。
 同日行われた式典には2000年シドニー五輪金メダリストである日本男子の井上康生監督らが出席。井上監督らは子どもたちに柔道着を手渡し、その後指導した。寄贈された柔道着を着たライシャ・シャビエルさん(15)は「(20年の)東京五輪に出たいので、たくさん練習します」と話していた。
 井上監督は「柔道は単に勝ち負けのスポーツではなく、人間をつくる競技」と説き、「畳などを寄贈したことで、リオ五輪でブラジル選手が日本人と当たったときは少し加減してほしい」と笑いを誘った。
 寄贈されたのは、全日本柔道連盟が提供した畳80枚と柔道着100着のほか、スポーツ用品大手ミズノ提供の柔道帯50本など。アレマン地区のほか、4カ所のスラム街の警察署に分配される。

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