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ブラジル政治運命の日に

 「暫定政権発足が確実視されている、テーメル副大統領は…」。こんな書き出しの翻訳記事を仕上げていた9日昼ごろ、大事件が起こった。下院議長の座を追われていたクーニャ氏の代理である副下院議長が突然「4・17下院罷免投票は無効」と宣言したのだ。
 ブラジリアは大騒ぎ、上院議長も「無効は無効」と宣言したり、大統領派は最高裁に「無効は有効」と詰め寄ったり、茶番が繰り広げられた。
 国民不在の争いとはまさにこのこと。インフルやデングの災渦も待ったなし。厳しい米国の格付け会社も「今はゴタゴタしているから甘めに」してくれるはずもない。五輪までもう90日を切った。ブラジル人の友人は「いつものゴタゴタさ」とあきれ顔だった。
 今日は罷免審議継続の是非を問う上院での投票日。この期に及んで、さらなる突然の〃大事件〃は勘弁してほしい。(規)

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